痩せているより太っている方が長生きできる

少し太っている人は癌などの大病治療にも耐えられる素養を持っています。癌などの治療には非常に体力を使います。つまりその人の有するエネルギー量によって、治療が成功するか否か大きく影響するのです。痩せている人は抵抗力が間違いなく少ない傾向にあります。実際に治療中に死んでしまうことも少なくありません。


大病は、やはり少し太っていた方が体が頑張ってくれるのです。高齢者は大病を患いやすくなりますが、ここでも「ちょいデブ」の人の方が長生きできているという統計が出ているわけで、抵抗力は強いのですが、極端な巨漢ではない、いわゆる「ちょいデブ」がいいようです。


ダイエットに関してはどうでしょうか。ダイエットしなくても良いようなギリギリラインだというのがミソです。皆さんが既にご存知のようにダイエットすることは想像以上にストレスが溜まります。ところが、ちょっと太っているレベルなら、その体型が直接的に健康診断の数値へ影響を及ぼすわけではありませんから、そんなに厳しいダイエットする必要がありません。マイペースで自分の好きなようにある程度運動して、食事もできるので、精神面での負担はほとんどありません。


もうひとつデータとして特徴的なのは、ちょいデブは喫煙率が低いようだということです。もともと喫煙は多かれ少なかれ健康へのリスクがつきものです。そして何より喫煙すると食欲を減退させる働きがあって、喫煙者に「痩せている」～「標準程度」が実際に多いのです。


従って、喫煙する人が少ないちょっと太った人は、長期的にも病気のリスクが減り、長生きしやすいというわけです。


健康面を重視するのなら、体型をやたら問題視する必要はありません。無理に痩せるというのは心身共に負荷がかかって好ましくないのです。